今回はスマートフォン+Steam版が存在している人気のインディーズゲーム「満月の夜(Night of Full Moon)」で、課金無しで扱える初期の4クラスでの攻略のコツを紹介させていただきます。
満月の夜に興味がある方や、上手く攻略できない方はぜひ参考にしてください。
目次
満月の夜(Night of Full Moon)とは?

ジャンルはデッキビルドローグライクRPG
満月の夜は「デッキビルド系のローグライクRPG」です。
発売当初は英語でプレイする必要がありましたが、人気が出たことで日本語にも対応し誰でも気軽に遊べるようになりました。
満月の夜の特徴は何度も何度も飽きずにプレイできることで、様々なクラス(ジョブ)が用意されている上に同じクラスでもプレイの度に違うデッキ、違うルートで攻略を進められるため非常に中毒性が高いゲームです。
また永続的に主人公を強化できるバフも存在するため、良いデッキが組めず上手くいかなかったプレイも無駄にならないのも面白いポイントです。
姿を眩ませたお婆さんを探しに行こう

「満月の夜」のストーリーの根幹は誰もがしっている童話「赤ずきん」。
主人公の赤ずきんはある日突然失踪してしまったお婆さんを探すために冒険にでかけます。
敵を撃破したあとの会話でプレイヤーがどの選択肢を選ぶかによって赤ずきんの「名声」や「勇気」にボーナスが入り、その総量でストーリーのボスが変更されます。
様々なボスと戦い、ストーリーを少しずつ解き明かしていきましょう。
どのクラスでも共通して使える攻略のコツ
クラスのスキルを把握する
満月の夜には様々なクラスが存在していますが、各クラスごとに強力なスキルを所持しています。
スキルには充填期間が設定されており、一度使用すると再使用までその充填期間分の戦闘をこなすまで回復しません。
重要な場面でスキルが使えないのは困りますが、ずっと使わずにいるのも勿体ないので、自身のクラスのスキルをしっかりと理解し効果的に活用していきましょう。
デッキの「回転率」を意識する

満月の夜の戦闘ではデッキから決まった枚数ドロー(装備や才能によって変動する)し、そのカードを使って戦闘を進めていきます。
そして山札が無くなるとデッキをシャッフルし、再び1から引き直しになります。
つまり大量にドローできるカードを使用するか、そもそものデッキの枚数を減らすと高速で山札が無くなり、何度も同じカードを再使用することができるのです。
カードゲームに慣れている方であればデッキ圧縮の重要性は身に沁みている方が多いかとは思いますが、初心者のうちは適当にダメージが高いカードばかりを集めるミスをおかしてしまいがちなので注意が必要です。
強力なカードがあまり手に入っていなくとも、デッキの回転率を高めることで何度も強力なカードを手札に引き込むことができ、戦闘を有利に進められます。
クラスやどういうコンセプトでデッキを組んでいるかにもよりますが、まずは「1~2ターンでデッキが1周する」のを簡単な目標にしてデッキ構築をしてみるのがおすすめです。
ゲームに慣れてくれば、ラスボスにたどり着く頃には簡単に1ターンで1周するデッキを組めるようになっていると思います。
カード削除は非常に強力
デッキの「回転率」を上昇させる上でもっとも簡単なのはカードを削除することです。
カードの削除は「女騎士」のスキルやステージを進めていると出現する「忘却の酒場」などで行えます。
忘却の酒場は金貨を使用しますが、そこでお金を使ったとしてもメリットの方が大きいので、どんどん削除していくようにしてください。
初心者のうちはとりあえず「通常攻撃」のカードはすべて削除するのがおすすめです。
一部僅かながら通常攻撃を活かせるビルドもあるので少しだけ注意が必要ですが、基本的には通常攻撃はダメージも低い上、特別な効果も何もついていないためゲームが進めば進むほど邪魔なカードになっていきます。
通常攻撃のカードがすべて無くなっても常に「今のデッキで1番邪魔になっているのは何か?」を意識するようにすると、どんどん良いデッキを作成できるようになるでしょう。
カードを無闇に増やさない
宝箱や、レベルアップのタイミングでは新たなカードを入手することができます。
一見無料でカードを手に入れられるのでプラスしかないようにも感じますが、新たなカードを加えるのはその分デッキの回転率が落ちるということです。
多少強力なカードだったとしても、今のデッキに噛み合わなかったりドローソースが少ない場合にはスキップも行っていくようにしましょう。
ただし全てスルーして理想ばかり追っていてもボス前に躓いてしまうので、スルーと取得のバランス感覚が重要です。
この辺りは何度もトライ&エラーを行って、どのカードが強いのか?今のデッキでどの辺りのレベルの敵まで倒せるのかの感覚を身につけていきましょう。
繰り返しプレイして「才能」を伸ばす

プレイして手に入れた「星」を使って、「才能」欄から恒久的なバフを取得することができます。
単純に初期ステータスを上げる効果や、金貨を多く持った状態でゲームを開始できる効果など強力なものが多いのではじめのうちはこの才能の全開放を目指して進めていきましょう。
特に高難度のモードは才能全開放前提の難しさなので、なるべく素早くすべての才能を開放しておきたいです。
以下からは課金無しで使用できる4クラスの特徴と攻略のコツを紹介していきます。
女騎士

スキルと難易度
難易度 | ★☆☆☆☆ |
スキル | 効果 | 充填 |
---|---|---|
洗礼 | デッキのカード1枚を選んでランクアップできる | 5 |
コンボ | このスキルの後に使用するカードを1枚コピーする | 2 |
執念 | 失っているHP分の防御を獲得する | 3 |
クラスの特徴
女騎士は分かりやすく扱いやすいクラスで、初めて満月の夜をプレイする方にはおすすめのクラスです。
「攻撃」カードでダメージを稼いで「装甲」のカードで防御力を上げながらのシンプルな立ち回りでストーリーを進めていけます。
騎士らしく剣や鎧、盾などの装備カードが豊富で自身を強化し長期戦も死なずに立ち回れるので、デッキ圧縮が上手くいかない初心者でもクリアを目指しやすいです。
また魔法やMPなどの概念が無く、分かりやすいデッキを作り上げられるのも特徴でしょう。
初期デッキ
カード名 | 枚数 |
---|---|
短剣 | 1 |
通常攻撃Ⅰ | 4 |
通常攻撃Ⅱ | 3 |
鋭い一撃Ⅰ | 1 |
処刑 | 1 |
初期デッキも非常にシンプルで装備品の短剣が1枚とあとは攻撃系のカードのみで構成されています。
鋭い一撃は通常攻撃の単純な上位互換の性能で中盤以降まで残りやすいので、スキル「洗礼」のカード強化効果は鋭い一撃に使っていくのが無難です。
序盤はひたすら通常攻撃と鋭い一撃でダメージを稼ぎ、「処刑」の範囲内に入った敵を処刑で撃破していきましょう。
使いやすいカード
狂戦士の斧(装備)
通常攻撃カードをプレイする度に、そのカードのコピー*を1枚手札に加える |
珍しく通常攻撃カードを強化できる装備カードです。
このカードを装備して通常攻撃を行うともう1枚通常攻撃カードを貰えます。
単純に通常攻撃の威力が倍になる装備と捉えると分かりやすいです。
また狂戦士の斧は装備すればするほど増える通常攻撃の枚数も増えるので、狂戦士の斧を取るときはそれ専用の構築になります。
吸血鬼の剣(装備)
累計で4点のダメージを与えるごとに、1点のHPを回復する |
回復手段があまりない女騎士に取ってありがたい回復のカード。HPを高く保ちやすく、攻略が安定しやすいので見かけたらとっておくのがおすすめです。
羅生門(行動)
あなたの次のターンまで1点のダメージを与える度に1点の防御を獲得する |
攻撃した分をそのまま防御にする非常に強力なカード。
騎士攻略といえば羅生門というプレイヤーも存在していそうです。
見かけたら必ず確保しておきましょう。
二段攻撃(攻撃)
2点のダメージを与え、カードを2枚引く |
タダで使えるドローカード。ダメージも少しだけ与えられます。
行動権を消費しないのでデッキ圧縮の邪魔になりません。
これが宝箱やレベルアップ報酬で出たら適当に取ってしまっても良いと思います。
戦の角笛(行動)
(除外)このターン中あなたは攻撃カードをプレイする度にカードを1枚引く |
除外カードなので、一度使用するとそのバトル中は出現しなくなってしまいますが、これ一枚でデッキを掘り尽くせるほどの効果を持つカードです。
戦闘開始序盤に使用して装備を回収したり、一気にとどめを刺したい時に使用するのがおすすめです。
レンジャー

スキルと難易度
難易度 | ★★☆☆☆ |
スキル | 効果 | 充填 |
---|---|---|
宝箱発見 | 宝箱を1つ開ける | 4 |
残像 | 次のターンまで自分はダメージを受けない | 2 |
器用 | 2のアクションを獲得し、ターン中行動カードを使用する度にHP+3 | 3 |
クラスの特徴
「レンジャー」はとにかく手札をガンガン使ってデッキを回していくクラスで、コンボデッキなどが好きな方には非常におすすめのクラスです。
行動カードをとにかく多く使うので、アクションを稼げるカードが必須となります。
またレンジャーのカードは全体的に火力が低く漫然と戦っているとうまくダメージが出ないので、追撃×弱点の分析など一気に高火力を出せるコンボを採用する必要もあり、女騎士に比べると少しだけ難易度が上がっていると思います。
初期デッキ
カード名 | 枚数 |
---|---|
地味なマント | 1 |
通常攻撃Ⅰ | 4 |
通常攻撃Ⅱ | 2 |
背後の一突き | 1 |
激励 | 2 |
通常攻撃はレンジャーにとっては邪魔にしかならないのでなるべく早く削除できるようにしましょう。
それ以外のカードはそこそこの強さなので状況によって捨てるかどうか考えましょう。
序盤のうちは沢山行動カードを使ってから「このターンにプレイした行動カード1枚に付き与えるダメージが上がる」背後の一突きでフィニッシュするのがおすすめです。
使いやすいカード
長弓(装備)
行動カードをプレイする度に、敵に1点のダメージを与える |
行動カードをプレイするだけでダメージを与えられるカードです。
レンジャーは1ターンのうちに行動カードを沢山使うので、デッキを回しているだけでダメージを与えられるこの装備は優秀です。
悪霊のナイフ(装備)
追加でカードを1枚引く度に、敵に1点のダメージを与える |
カードの効果でドローする度に敵にダメージを与えられます。
上記した長弓と組み合わせると、攻撃しなくても馬鹿にならないダメージが出せるので2枚セットだと非常に強力です。
見かけたら入手しておきましょう。
疾走(行動)
カードを3枚引き、3点のアクションを獲得 |
アクションを稼げるのはもちろん、ドローも3枚してくれます。
強力な行動カードなので見かけたら迷わず入手してしまって良いでしょう。
追撃(行動)
ターン中プレイした行動カード1枚に付き2ダメージ |
背後の一突きの上位互換カード、これのみだとそこそこのカードですが後述の「弱点の分析」と組み合わせることでとんでもないダメージが出ます。
これ単体でも使えなくはないので見かけたら確保しても良いです。
弱点の分析(行動)
次にプレイするダメージを与えるカードのダメージを倍にする。 |
自身の次のダメージを倍にする効果です。レンジャーのカードは単発威力が低いものが多く、ちょっとだけ活かしにくいですが、上述した「追撃」と組み合わせることで大ダメージが見込めます。
相性が良いカードが少なめで、高火力カードが無いと活かすのが難しいので「追撃」や「背後の一突き」をメインダメージとして使いたい場合にのみ確保で良いかと思います。
また弱点の分析は重複するので2枚連続で使用すると次のダメージが4倍になります。
シスター

スキルと難易度
難易度 | ★★★☆☆ |
スキル | 効果 | 充填 |
---|---|---|
祝福 | デッキ内のカードを1枚選びランダムに変化させる | 6 |
忠告 | 2ターンの間、ダメージを与える度に与えたダメージの半分のHPを回復する | 2 |
祈祷 | 追加のターンを獲得する | 3 |
クラスの特徴
シスターは、MPも存在する上に祈りや特殊なカードである「懺悔」など今までのクラスと比べると難易度が高めのクラスです。
祈りの一斉発動は爽快ですし、懺悔でじわじわ削っていくのも面白いので罠や毒などの搦め手での戦闘が好きなプレイヤーにはおすすめです。
また懺悔主体と祈り主体で全く異なるデッキになるのもシスターの特徴です。
どっちつかずになると弱いので序盤のうちに型を決め打ちしてしまう方が良いでしょう。
初期デッキ
カード名 | 枚数 |
---|---|
月光の法典 | 1 |
通常攻撃Ⅰ | 2 |
通常攻撃Ⅱ | 2 |
魔力 | 1 |
攻撃の祈り | 2 |
回復薬 | 1 |
初期デッキは、毎ターンMPが回復できる月光の法典だけ強力で、他はすべて削除してしまって良いカードです。
月光の法典は速攻で鍛冶屋で強化し、その他のカードは適宜削除していくようにしましょう。
祈りデッキを組むにしても「攻撃の祈り」はダメージが低すぎて使い物になりません。
使いやすいカード
懺悔(魔法)
ターン終了時に敵に貫通ダメージを与える。 |
懺悔デッキの基本カードです。懺悔の効果は累積され、ターン終了時に毎回相手に溜まった分の貫通ダメージを与えられます。
コツコツ確実に削っていけますが少し時間がかかるのがネックかつ、懺悔を採用しすぎると手札が事故るので枚数は少なめにしましょう。
苦行(魔法)
溜まった懺悔を発動し、カードを1枚引く |
懺悔デッキの基本カードその2です。普通懺悔のダメージはターン終了時にしか発動しませんが、苦行を使用するとターン中にダメージを与えられます。
また1ドローも地味に優秀で事故を防げるので、多めに採用したいです。
懺悔録(装備)
毎ターンダメージを受けるが、懺悔を1枚獲得する |
懺悔デッキの基本カードその3です。この3枚が揃えばそれだけで非常に強力です。
毎ターン懺悔が勝手に供給されるので、どんどんダメージを増やしていけます。
ただしこちらも毎ターンダメージを受けてしまうのでHP回復手段を用意しておきたいです。
時を操る懐中時計(魔法)
カードを2枚引く。30%の確率で追加ターンを獲得する。 |
運が絡みますが追加ターンが得られるカードです。
追加ターンは勿論非常に強力ですが、失敗してしまったとしても2ドローがついているので普通に役に立つカードです。
ピンチを切り抜けられる可能性もあるので1枚採用するのがおすすめです。
浄化の光(魔法)
15点のHPを回復する。回復がHPの上限を超えた場合、敵に超えた分貫通ダメージを与える |
3MPで15も回復できるのでそれだけで強いカードです。
さらに敵へのダメージもついていて無駄になることが無いのも良いです。
魔女

スキルと難易度
難易度 | ★★★☆☆ |
スキル | 効果 | 充填 |
---|---|---|
交渉 | 次にショップで購入するカードが半額になる | 6 |
瞑想 | 使用したターン中のMPコストと被ダメージ半減 | 2 |
呪文を唱える | カードを3枚引く。ターン中の与ダメージ+3 | 3 |
クラスの特徴
「魔女」はその名の通り魔法を中心として戦うクラスです。
MPを補充して火・水・雷などの属性魔法で一気に削っていけます。単純に魔法キャラが好きな方にはおすすめです。
ただし耐久が低く、MP補充と魔法のバランスが少し難しめなので慣れが必要なクラスだと思います。
初期デッキ
カード名 | 枚数 |
---|---|
魔力の杖 | 1 |
通常攻撃Ⅰ | 2 |
通常攻撃Ⅱ | 2 |
魔力 | 3 |
元素の波 | 2 |
魔力の杖は普通に優秀なカードです。何もしなくても敵にダメージを積んでいけるので残しておいて良いです。
通常攻撃と魔力は弱いので早めに削除していきたいです。
ただし魔力は初期デッキ唯一のMP確保手段なので、優秀なMPカードが手に入ってから削除しましょう。
使いやすいカード
溢れ出る魔力(魔力)
5点のMPを獲得する。このターン中に、次にプレイする魔法カードの効果を追加で1回発動する |
MPを獲得する他、次の魔法を2連続で発動できるカード。
2回目の発動にMPを消費しないのが最大のポイントで、高火力魔法を打つ前に溢れ出る魔力を使用しておきたいです。
杖を振りかざす(攻撃)
魔力カードを1枚引く。ランダムにあなたが所有しているMPのコストが5以上の魔法カードのコピー*を1枚獲得する |
攻撃カードなので無償で発動できる上に、魔力+魔法を1枚ずつ確保できる優秀なカードです。
MPのコストが5以上のカードを1枚に絞っておくと確定サーチも可能なので、様々なデッキに採用できます。
魔力の予言(魔力)
5点のMPを獲得する。デッキから魔力カードを1枚引く |
MP補充とドローを兼ね備えているカードです。デッキの回転率を阻害せず、MPを手軽に補充できるので適当に採用できます。
見かけたらとっておくのがおすすめ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
満月の夜の基本的な攻略から初期クラスすべての解説をさせていただきました。
難易度ノーマルは勿論、最高難度のハードⅦまで役に立つ使っていけるようなカード群を紹介したつもりなので、参考にしていただけると嬉しいです。
また満月の夜には今回紹介したもの以外にも追加のクラスや他のモードなど、まだまだ沢山の要素が残されているので、遊んだことがない方も昔プレイしていたけど今はもうやっていない方もぜひプレイしてみてください!
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